2020年新型コロナウイルス禍雑感
いろいろと考えているうちに2020年。
新型コロナウイルス禍によりこのような世の中になるとは夢にも思いませんでした。
東京オリンピックが開催され、益々国と国の往来が盛んになり、国際化が進んでいく。
そう思っていました。
お寺ももっと開かれていかなければ、そのように考えていましたがまさかの事態に。
お彼岸やお盆のお参りも感染防止対策を行った上で。
このような中でもお参りはしたい。
このような中だからこそお参りがしたい。
このような中だからこそ仏教が、お寺が必要なのではないか。
もちろん、お寺が感染の源になるわけにはいきません。
ご高齢の方がお参りに来られることが多いですから、より一層の配慮が求められます。
様々なことを考慮してお参りを中止する。
お寺への立ち入りを禁止する。
たくさんのお参りがあるお寺ではそのような対策をすることも十分理解できます。
命に関わることですから。
様々な対策をしてお葬式は行われております。
でもそんな中でも、お別れに立ち会えない、近くで見送れない人もたくさんいらっしゃいます。
どうな状況であっても私たちのすべきことは変わりません。
参列の方が多くても少なくても。
参列できなかった方の思いも込めて、全力でご供養させていただくだけです。
このような時だからこそ仏教が、お寺が必要なのではないか?
このような状況の中で活動に制限が出てきました。
しかし、お寺だからこそお寺としての存在価値は高まったのではないか?
新型コロナウイルス禍においてそう思いました。